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ビジネス心理のハロー効果

ビジネス心理において「紹介」が効果的といわれています。
しかし効果的とはいっても、紹介してくれる人は誰でも良いというわけではありません。
重要なのは、誰に紹介してもらうかということ。
紹介者のレベルによって自分の評価は高くもなり、低くもなるのです。
ベストな紹介者は、その部署で人望のある人物。
昔から「あばたもえくぼ」というように、好きな人なら客観的に見ると欠点だった部分もチャームポイントにみえてくるということがあります。
その部署で高く評価され人望もある人物の関係者というだけで、自分まで好意的に評価してもらえるのです。
心理学ではこのような心の動きを「ハロー効果」といいます。
おまけに、「こいつはいいやつだ」と紹介してもらえれば効果抜群です。
「あの人が言うのなら信用できる」と、その人物の人望が、新しい部署の人たちにお墨付きを与えてくれるのです。
しかし、このハロー効果は諸刃の剣でもあります。
その部署内で評価の低い人に紹介してもなったりすると、「この人の紹介ではあまり信用できないな」という印象を与えてしまい、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と同じで、「ダメな人の関係者ならきっと仕事のできないやつだ」と、最初からマイナスの評価を与えられてしまうのです。
また、その部署のトップや役職のある上司に紹介してもらうことは一見効果的に思えるかもしれません。
けれどその上司が部下から嫌われていたら大変です。
同僚から「上司側の人間だ」と思われてしまい、何もしないうちから同僚との間に壁ができてしまう恐れもあります。

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