ビジネススキルについて

セルフマニピュレーション

自信ある態度がプレゼン内容を支えるといわれており、プレゼンテーションをする際に重要なのは、プレゼンをする側が自信を持っているという印象をクライアントに与えることです。
緊張して早口でまくし立てる、小声で聞こえない、声が震えるといった様子を見せてしまうと、相手に「びびっているな」と思われてしまいます。
あるいは、顔を触る、髪をいじる、指を組むなど、自分の体を触る行為は、落ち着かなさのサインです。
これをビジネス心理学ではセルフ・マニピュレーションといいます。
相手に落ち着きがないという印象を与えてしまうと、「自信がないんだ」「何かやましいことでもあるんじゃないか」と見られてしまう恐れがあります。
セルフ・マニピュレーションは無意識のうちに行っていることが多いので、要注意です。
話す内容が同じであっても、口調や、スピードの違いで、相手に与える印象はまったく違ってきます。
一番良い印象を与えるのは、相手の顔を見ながら落ち着いて話すことです。
また、高い声よりも低い声のほうが落ち着いて聞こえます。
こういった話し方は、練習したり、場数を踏んでいくことで克服できるものです。
人前でのスピーチが苦手な人は、同僚の前でプレゼンの練習をして、注意点を指摘してもらったり、鏡に向かって印象の良い表情の作り方などを研究してみましょう。
人間の表情は感情によって変化します。
顔面の筋肉がどういう状態にあるのかが脳に伝わるのです。
つまり、笑顔になったことで、脳は楽しい、面白いという感情の指示を出すのです。
これを顔面フィードバック現象といいます。
無理にジョークをいって笑わせようとしなくても、笑顔になるだけで自分の気持ちもポジティブになり、相手にも好印象を与えることができるのです。

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