ビジネススキルについて

ビジネス心理のオープナー

ビジネス心理において、聞き上手は集団のまとめ役といわれています。
あまり自分のことを話さない人を観察するときは、まずその話題に関心があるかどうか注意しましょう。
無関心だから黙っているのか、それとも黙ってじっくりと相手の話を聞いているのか。
きちんと耳を傾けて話を聞いている人は、頼りになる人の可能性大です。
その場にいる人たちを誰よりも観察しているからです。
じっくりと話を聞いている人の中には、相手の自己開示を引き出すのが得意な人がいます。
心理学ではこういう人を「オープナー」といいます。
日本語で言うと、ズバリ聞き上手です。
相手との信頼関係を作るには、まず相手の話を聞くことから始まります。
相手がニコニコと微笑みながら話を聞いてくれると安心感が増していき、どんな悩み事や愚痴でも聞いてもらえるような気持ちになっていくのです。
そのためオープナーはどんなタイプの人からも好かれます。
このように、自分を強く主張しないで周りの人の話にじっくり耳を傾け、短くとも的を射たコメントをする。そういった人たちは、その集団における陰の実力者になる素質があります。
リーダーとして引っ張っていくタイプではありませんが、人と人を結びつける役割を果たしていくのです。
物事をネガティブな方向から考えずにいられない人がいます。
愚痴ばかりこぼす人は、周りにもマイナスの空気を伝染させてしまい、とかく嫌われてしまうものです。
けれど、愚痴をこぼすというのは、「助けてほしい」というサインでもあります。
ですから愚痴を聞いてあげると、「ヘルプサインを受け取ってもらえたんだな」と喜ばれるでしょう。

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