ビジネススキルについて

管理者の現状

リーダーシップ研修が注目を集めるようになった背景には、現在の管理者の能力が低下している事が大きな要因として挙げられます。
管理者として必要な管理能力が備わっていない者が、人材不足などの理由によって管理者という立場に立たされているからです。
研修に来る人の多くは、そういう立場に立たされ、困惑している人達です。

日本の場合、人事に関しては海外のように能力主義とは必ずしも言い切れないような実態が存在する為、以前から能力不足の管理者は少なからずいました。
ですが、そういった人達が近年かなり増えてきており、不況に突入して以降持ちこたえられない企業が増えている一要因となっているのは、恐らく間違いないことでしょう。

現代の管理者の多くは、コミュニケーション能力が不足していると言われています。
リーダーシップを発揮する為には、コミュニケーションをどのように部下ととるかという点が重視されるのですが、その面が全くダメという人が重要なポストを担う企業が結構存在しているのです。
それでは、企業は上手く立ち行きません。
中には、部下を上手く叱れないという管理者もいるくらいです。

人を管理する、部署を管理するという立場に立つ場合、少なからず責任という物が発生します。
その責任を重荷に感じるのは仕方のない事ではありますが、その重荷に耐え切れない人が非常に多くなっています。
それは、責任の背負い方が上手くないからです。
そういう人が非常に多いのが、現代における管理者の現状です。
リーダーシップ研修では、そのような人達に責任の背負い方を教える事が一番の目的かもしれません。

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