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リーダーに必要な物はコンパス?

リーダーシップ研修で、管理者が学ぶ点のひとつに、「方向感覚」というものがあります。
リーダーシップ研修における「方向感覚」とは、当然ながら実際のオリエンテーションなどで使用する能力とは少々違います。
管理者としてのバランス感覚のことです。
リーダーシップ研修では、管理者がどのようにしてバランス感覚を身につけるかという事をしっかりと学びます。

リーダーに絶対的に必要なのは、方向感覚、バランス感覚です。
今自分達の企業はどれくらい傾いているのか。
目的地まではどれくらいあって、そこまで辿り着くのにどれくらいのコストが必要か。
現在の企業の体力はどれくらい残っているか。
従業員の構成はどういったバランスになっているか。
こういった、現状把握をしっかりした上で、バランスを整え、企業が健常体でいられるようにするのが、管理者の役割なのです。

この能力は非常に身につけるのが難しいと言われています。
センスによる部分が大きいからです。
それでも、後天的に身につけるのであれば、絶えず軸を作る事が重要でしょう。
企業目標もひとつの軸ではありますが、やや大きすぎます。
自分自身、あるいは自分がまとめている部署の中に軸を作り、それを指標とすることで、今自分達はここにいるという事を明確にできるのです。

例えるなら、コンパスで方向を確認するようなものです。
今この方角にいるから、今度はもっとこっちに行こうという、座標軸を確認しながらの移動という感覚です。

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