ビジネススキルについて

管理者のフィードバック能力

リーダーシップ研修において、管理者は聴く能力を身に付けるよう指導されるかと思います。
管理者というものは、まず大抵の場合において、身分が上という状況に身をおきます。
その場合、部下に対してどういったコミュニケーションをとるかという点が重視されますが、その中でも特にリーダーシップ研修で言われる点が、フィードバックの重要性についてです。
リーダーシップ研修では、フィードバックについてかなり多くの時間を割くことになるでしょう。

フィードバックとは、他者を理解する能力であり、他者理解度性ともいわれています。
また、他者に対しての自己表現力を問われるものでもあります。
簡単に言えば、相手の意見を聴き、その意見に対して自分がどう思うか、どういった捉らえ方をしたかという事を相手に伝えるということですね。
これは、実に大きな意味を持ちます。

管理者という立場にいる人間には、常に管理者としての意見の表示が求められます。
同時に、部下は自分がどう上司に思われているか、自分の意見が上司にとって正しいか否かを気にします。
ここが、大きなモチベーションになるといっても過言ではありません。
管理者には、こういった部下の要求や不安をしっかりと消化する責任があります。
その消化手段がフィードバックなのです。

相手に対して、自分の感じた事を述べるという事は、コミュニケーションにおける基礎中の基礎です。
これは、普通に雑談する中でも自然に行う行為ですね。
ですが、仕事が絡んだ場合、必ずしもそれを普通にする事ができないという人もいます。
それは、管理者としては問題です。

もちろん、話せない事はいくらでもありますし、それを無理に話す事がフィードバックの一環というわけではありません。
ただ、自分の意見を述べる事が守秘義務に反する事はまずありません。
リーダーシップを発揮するならば、相手に対してしっかりとリアクションを取る事がとても大切なのです。

リーダーシップ 研修 管理者関連エントリー