予防医学で健康対策

病気予防 脳梗塞の予防に有酸素運動

予防医学には、食事・運動・睡眠など生活習慣を整えて、健康的な生活を送る、という要素も含まれています。
中でも運動について、日本人の死亡原因トップ3に入っている脳梗塞の予防の観点からお話したいと思います。

脳梗塞の予防には、有酸素運動が効果的です。
それは、有酸素運動によって、血圧、血糖、コレステロール値を下げ、脂肪を燃焼して肥満を解消できる効果があるからです。
有酸素運動は、比較的ゆっくりとした動きで呼吸を取り入れながら行ないます。
ウォーキングや水泳、サイクリングなどがそれにあたります。
これらの運動は、血行を促進して、脂肪の燃焼をうながすため、肥満の解消にも効果的です。
逆に、瞬間的に急に強い力を要するウェイトリフティングや全力疾走などは、血圧も上昇し心臓への負担も大きいため、脳梗塞予防としては逆効果です。

予防医学の実践として有酸素運動を行なうのであれば、週末にまとめて何時間も行なうのではなく、少しずつでも毎日あるいは1日おきにでも続けるほうが効果があります。
全身を動かせるもので、呼吸が苦しくならない程度の強度で行なえる運動がよいでしょう。
気温差による血圧の上昇を防ぐため、冬場のウォーキングにはしっかりとした防寒を、また夏場であれば、運動後に急にエアコンの風に当たったりするのはやめましょう。
また、発汗による脱水を防ぐために水分補給は忘れずに行なってください。
水分補給を怠ると、血液が粘性を増して血栓ができやすくなってしまうので注意が必要です。

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