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創業準備のポイント(1)

創業を決めてから、実際に創業するまでに、いくつも準備しなければならないことがあります。前もってどれだけ検討をして、準備を行ったかが、創業してからの経営に大きく影響を与えます。創業を考えている人は、次のことを確認しましょう。

目的はどういったことで、具体的に何をやりたいかを、明確にさせる必要があります。あいまいな動機では、さまざまな問題や困難などを乗り切ることはできません。また、創業する事業の内容が、顧客のニーズなどに適合しているかということも重要です。

創業する事業は、まず、経験や知識のある業種、興味のある業種が妥当です。技術や技能、ノウハウなどを修得するには、何よりも経験が重要となります。また、受注先を確保するには、勤務時代に蓄積した人脈や信用が、大きく影響します。経験のない分野で成功するのは、なかなか困難なことなので、FC加盟など経験不足を補える方法が必要となります。

経営者というのは、経理や税務、法律などといったさまざまな知識が必要です。それに加え、体力、努力、意志、金銭感覚も備えてなければなりません。

また、身近にいる家族が、事業について理解していなければ、事業への意欲が疑われてしまうかもしれません。家族は、最も信頼のおける協力者として、困難を乗り切る際に大きな支えになってくれるはずです。

創業する業種によっては、どこで事業を始めるかが重要となります。一般的に、立地条件に優れた場所は、費用負担が大きいので、慎重に採算が合うかを検討する必要があります。また、所有物件を活用したり、立地条件に合った商品やサービスを提供したりすることについても検討しましょう。

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