借金について

変動金利で借りてから固定金利へ?

2009年の4月現在、固定金利・変動金利ともに歴史的低水準で動いています。変動金利は大手都市銀行で1.3%程度、長期固定金利では住信SBIネット銀行が最も安く2.5%程度です。

上記数字だけを見ると、今は低金利の変動金利でローンを組み、金利が上昇してきたら固定金利の借り換えローンに切り替えるというのは賢い選択のように思えますが、実際にはそれほど簡単にはいかないのです。

希望のローンの審査に通ることが大前提ですが、借り換えローンには抵当権の設定やローンの保証料の設定などの手続きが必要なために諸経費が40〜60万円かかります。
そして、やはり難しいのは借り換えのタイミングです。例えば、今の金融危機が翌年には落ち着いて金利が上がり出すと、すぐに借り換えローンへの切り替えを検討しないといけません。
借り換えローンにすることで、ローンの返済をおさえる可能性はありますが、上記リスクがあることを念頭に置いたうえで総合的に判断することが大切になってきます。

基本的にはローンを組むような大きな買い物をする際には特に、出来る限りリスクを抑えなければいけません。世間の動きや今後の金利動向を見通せる人は一般的に多いとは言えないと思います。
ですから返済額を固定にし、確実なローンの返済計画を立てることが可能な長期固定金利のローンにすることが安心・安全だと思います。

また、自己資金にゆとりがある人は預金連動型住宅ローンを検討されるのもいいかもしれません。

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