借金について

自己破産とは

借金をしてしまうというのは、生きている上で少なからず誰でも経験があることではないでしょうか。
ただ、その借りる相手が例えば親であったり兄弟であったり、あるいは友人であったりといった場合は、余程の事がない限りは深刻な状況にはならないでしょう。

一方、消費者金融などに借金をしてしまった場合は、返済状況によっては人生が狂いかねません。
特に近年はキャッシングローンを始め、カードを使った安易なキャッシングが目立ちます。
キャッシングの審査も年々甘くなっており、ある程度返済能力が欠如している事を承知で融資する所も少なくありません。

その結果、ここ10年で借金を多大に背負うことになった人はかなり増えました。
悪徳業者に騙されて、という人も依然として多い一方、完全に自己責任で借金を返済不可能な状況にまで陥ってしまった人が増えているのです。
そういった人たちが最後に望みを託すのが、自己破産という制度なのです。

自己破産とは、簡単に言えば、債務者が返済能力を著しく失い、経済的に破綻している状況の際、もう支払う能力はないと裁判所が判断した場合、債務者の身の回りの物を全て換価することで、借金を返済する義務を免除するという制度です。
もっと簡潔に言えば、ない袖は振れないのだからもういいよ、という事です。
ただし、必要最低限の生活費や財産以外は全て没収され、尚且つその後の生活に少なからず制限がなされます。

とはいえ、この自己破産によって、借金が帳消しになることは事実です。
この制度を利用する事で、もうこの世に生きることすら難しいという状況になっても、救われるというケースが数多くあります。
自己破産とは、国が設けた、個人に対しての救済措置なのです。

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